水彩画講座|拡大転写する方法 岡山豊樹講師
こんにちは、みなさん。岡山豊樹講師に絵を拡大転写する方法を教えていただきました。初心者の方も、公募展に出品するような大きな絵を描かれたい方も参考にしていただけます。原画の写真と制作中の絵の画像もお貸しいただきました。とても分かりやすい講座ページになりました。
また、原画の写真のような景色を見てカッコイイ、素敵だ、描きたい、と思ったこともなかったけれど、岡山豊樹講師の絵はとても色の構成と構図が興味深く、素敵だなあと思いました。こういう場所も絵になるのだなあ、そういう目でこれから景色を見ることも大事だととても勉強になりました。みなさんもぜひ、原画の写真 と 制作中のF30号の絵 ご覧ください。岡山講師、ありがとうございました。(写生会部:Yuri Masuda)
拡大転写する方法
こんなときに、使ってみてください
- 良い構図で写真が撮れたので、そのままの構図で絵を描きたいとき
- コピー用紙などにプリントした絵をF30号の大きなサイズに拡大転写したいとき
プロの画家も大きな作品を描く時に利用する方法です。大きな作品を描くときだけでなく、普通に転写したい場合も利用できます。思い通りに絵、構図が描けない方、大きくデッサンするのが苦手な方、初心者の方でどのように描いたら良いかわからない方、この方法だと思い通り描くことができます。
転写の方法
- もとの絵(画像の左下の「印刷紙」がもとの絵です)とこれから描く用紙の縦横比は同じにします。今回はF30号(縦727mm、横910mm)がこれから描く用紙、白紙のものを用意します。
- もとの絵を縦横8等分にし案内線を引きます(画像の左下の「印刷紙」がもとの絵です)。
- これから描く用紙も白紙の状態で縦横8等分に案内線を薄く引きます。
- 8等分に区切られたコマの、1コマ1コマ、を写していきます。(縦:約90mm、横:約113mm)四方の絵を64コマ描くことになります。1コマの絵は小さいので簡単に描けます。
- そうやって完成したものが右のF30号のデッサンになります。この方法ならF30号のデッサンを誰でも完成させることができます。
原画の写真と制作中のF30号の絵
写真を転写して描いた絵がどのようになるか、比較できるよう掲載しました。